日本政府との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 06:27 UTC 版)
「ダライ・ラマ14世」の記事における「日本政府との関係」の解説
『一つの中国』を掲げる中華人民共和国はダライ・ラマが訪日や、日本国内において講演などを行うたびに日本政府に対し抗議を行っている。日本は1972年の日中共同声明に基づき、『一つの中国』を尊重する立場をとっているが、中華人民共和国への配慮としてダライ・ラマに対し日本国内で政治活動をしない等の条件を課すものの、入国許可は何度も行っている。 2008年4月、訪米の途上で成田空港へ立ち寄った際、安倍晋三前首相(当時)の妻・昭恵夫人と会談を行った。 また、日本の議員連盟であるチベット問題を考える議員連盟とも交流があり2005年のダライ・ラマ法王の来日時は、第44回衆議院議員総選挙の選挙期間中だったが、当時衆議院議員であった牧野聖修は議員連盟を代表して法王の送迎、東京での歓迎パーティ-出席、伊勢神宮参拝などのアテンド役を務め、2009年11月1日、牧野、五十嵐文彦らが東京のホテルでダライ・ラマ14世と会談した。鳩山由紀夫首相はスケジュール上の都合を理由として同席しなかったが、「(ダライ・ラマに)再びお会いできることを願っている」とするメッセージを贈った。ダライ・ラマ14世はこのメッセージに謝意を表し、鳩山の首相就任を祝すとともに、鳩山が提唱する「東アジア共同体」構想に賛意を示した。
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