日本各地の観光化された塩田施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:20 UTC 版)
「塩田」の記事における「日本各地の観光化された塩田施設」の解説
産業施設としての塩田は日本各地で姿を消したが、現在では社会教育施設として塩田が復元され、体験教育などで活用されている例がある。 石川県珠洲市仁江町の揚浜式塩田による製塩は、国指定の重要無形民俗文化財に指定されている。同地では観光客が製塩を体験できるイベントが毎年夏に開催されている。 愛知県知多郡美浜町の「食と健康の館」には、観光施設としての流下式塩田があり、製塩を体験できる。 兵庫県赤穂市の塩田跡を整備した兵庫県立赤穂海浜公園内の「塩の国」には、流下式、揚浜式、入浜式の塩田と製塩作業所一式が復元されている。 山口県防府市の三田尻塩田記念産業公園には、入浜式塩田が復元されており、製塩工程の一部を体験できるほか、毎年10月には同地で「塩田まつり」が開催される。 香川県綾歌郡宇多津町の「うたづ臨海公園」には、入浜式の復元塩田(ただし復元後はポンプによる入排水)があるほか、塩田に関しての資料を展示する宇多津町産業資料館が隣接している。 伯方塩業は、2010年に愛媛県今治市の大三島工場の隣接地に流下式塩田を復活させた。事前予約による見学が可能。 沖縄県名護市の屋我地島では、1960年代を最後に製塩が途絶えていたが、2007年に地元有志により再興された。
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