日本十進分類法の作成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/31 20:16 UTC 版)
「森清 (図書館学)」の記事における「日本十進分類法の作成」の解説
1928年(昭和3年)、森は後の「日本十進分類法」の元となる「和洋図書共用十進分類表法」を図書分類法の新しい方法として提案した。デューイ十進分類法の影響を受けて、日本でも湯浅半月や佐野友三郎、新村出などの図書館における先覚者達が様々な十進分類法を提案したが、日本の実情に十分に即したものではなかった。森は「間宮文庫」と称された図書館学の書籍を収めた間宮の個人文庫の整理を担当していた折に、デューイ十進分類法の改良を企てたのがきっかけで新たな分類法の作成を試みたのである。森は間宮の勧めによって翌1929年(昭和4年)8月に「日本十進分類法」と改題して間宮商店から刊行した。これは帝国図書館の加藤宗厚らの支持を受けて徐々に各地の図書館に受け入れられ、1942年(昭和17年)までに改訂増補5版まで作成され、1948年(昭和23年)に著作権限が日本図書館協会に移された後も、今日まで森清(もり・きよし)が「日本十進分類法」原編者として記載されている。
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