日本プロ野球での採用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 03:59 UTC 版)
「オープナー (野球)」の記事における「日本プロ野球での採用」の解説
日本プロ野球はMLBに比べて、試合数が少ない、長期連戦が少ない、延長戦は12回まで、出場選手登録が多いことから先発ローテーションの数も多いといった理由から、オープナーの導入に積極的ではないとの見方が強い。 2019年に、北海道日本ハムファイターズが4月6日の埼玉西武ライオンズ戦で先発した加藤貴之を2回無失点で降ろし、金子弌大を登板させたり(金子が2回5失点と奮わず、敗戦した。その後も何度か失敗したが、5月1日の西武ライオンズ戦で初成功)、横浜DeNAベイスターズも4月21日の広島東洋カープ戦で導入したケースはオープナーではなくショートスターターであり、こちらは先発投手が3イニングなど短いイニングを投げたのち第二先発に繋ぎ、同じようなイニングを投げて(リリーフに繋いで)いく方法で、オープナーとは逆にリリーフ陣の戦力不足や、投球数や打席数が増えた中終盤に捉えられがちな先発投手用の策であると言える。 北海道日本ハムファイターズは2022年3月25日のシーズン開幕戦及び26日の第2戦にてオープナーを採用した。 また、すべてのイニングをリリーフ投手のみで小刻みに継投していくのは「ブルペンデー」と呼ばれ、先発投手は起用されず全員リリーフで繋ぐ点が大きく違う。オープナーと目的は似ているものの、こちらは先発投手が投げない為立ち上がりが不安定という点は関係なく、ロングリリーフ要員の投手を含めてリリーフ陣が厚かったり先発陣の頭数が足りない場合にそれを補完する目的で主に用いられる作戦である。
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