日本の紙幣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 14:56 UTC 版)
大規模な偽札事件は偽造通貨取扱規則(昭和三十年六月六日国家公安委員会規則第四号)により、対象となった札の種類によりコードナンバー(符号)が付けられる。拾円札は伊-、百円札は呂-、五百円札は葉-、千円札はチ-、五千円札は利-、一万円札では和-となる。これらのコードナンバー(符号)はいろは順から発音が紛らわしくない字を選び、適当な漢字を当てはめたものである(ニからトまでと、ヌ以降は必要がないので欠番。また一円紙幣が偽造された例はない)。二千円札については現在のところ大規模な偽造が発覚していないため、コードナンバーが公表されていない。 チ-5号事件、チ-26号事件、チ-37号事件、利-18号事件、和D-14号事件、和D-52号事件、和D-53号事件が有名な偽札事件として知られている。日本銀行券が誕生する以前に紙幣を偽造した事件として、1870年の太政官札贋造事件や1878年の藤田組贋札事件がある。
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