日本の細工箱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 01:35 UTC 版)
日本では、19世紀末に箱根の大川隆五郎が考案した物が最初とされている。 箱根で生産されている秘密箱は、表面に同じ箱根の伝統工芸である寄木の技法による装飾がつけられている。これは、装飾と同時に表面にある木材の繋ぎ目(仕掛けの関係で面の中央など不自然な位置にあることが多い)を隠す効果もある。 この秘密箱は、大正時代には組木細工などと共に欧米に輸出されていた。現在でもみやげ物として販売されているが、構造が複雑なため、伝統的な秘密箱を作れる職人は現在少ない。
※この「日本の細工箱」の解説は、「秘密箱」の解説の一部です。
「日本の細工箱」を含む「秘密箱」の記事については、「秘密箱」の概要を参照ください。
- 日本の細工箱のページへのリンク