日本の神話、伝説と箸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 18:33 UTC 版)
スサノオが出雲国に降り立ったとき、川上から流れてくる箸を見つけたことを契機としてヤマタノオロチを退治しクシナダヒメを娶ったと古事記に記されている。詳細はヤマタノオロチ#古事記を参照。 また古事記には、神功皇后の三韓征伐の渡海過程における神託のひとつとして、箸と柏の葉で皿を沢山作ってそれらを海の上に散らし浮かべてから船出するよう告げられる神話がある。 卑弥呼に比定されることもある倭迹迹日百襲媛命は夫の大物主の本体が蛇であることを知って驚き、夫に恥をかかせたことを悔いて倒れこみ、箸が陰部に刺さって死んだと日本書紀に記されている。詳細は箸墓古墳を参照。このことから4世紀には日本で箸が使われていたのではないかとする説もある。 多賀大社杉坂の御神木、高尾山の飯盛杉、教行寺 (高槻市) の御箸杉など、地面に刺された箸が根付いて大木や神木になったとする箸立伝説が日本各地にある。
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