日本の成人向け映画館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 18:43 UTC 版)
日本においては1960年代前半から日本独特のジャンルであるピンク映画を上映する映画館が現れ始めた。ピンク映画、日活ロマンポルノ、同性愛者向けのゲイポルノなど日本独特の成人映画が製作されている。また、1990年頃までは「洋ピン」と呼ばれる、海外のポルノ映画を日本の基準に修正した映画も公開されていた。日本で製作された成人映画および洋ピンは、映倫によってすべて成人指定(現在のR18指定)を受けた事から、これらを上映する映画館は「成人映画館」(縮めて成人館とも)と呼ばれる事が多い。その後、レンタルビデオ店が繁盛するにつれて、こうした成人向け映画館は廃れていった。ただし、性的な映像の市場としてはアダルトビデオやDVD、インターネットによる動画配信が主流となった今日でも、成人映画館は都市部の片隅に少数ながら存続している。また、ダンス・ショーなどのライヴ・パフォーマンスにより、観客との交流が活発に行われているのも大きな特徴である。
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