日本におけるAUV開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 10:07 UTC 版)
「自律型無人潜水機」の記事における「日本におけるAUV開発」の解説
日本でも東京大学生産技術研究所の浦環研究室や大学の海洋関係の研究室や国際電信電話(KDD)の研究所等で研究が行われてきた。1990年代以降にはツインバーガーやPTEROAシリーズやアールワン・ロボットやKDDのアクアエクスプローラシリーズが開発された。その為、この分野では世界的に見ても高い水準にある。 2016年には東京大学生産技術研究所、海洋研究開発機構、九州工業大学、海上・港湾・航空技術研究所、三井造船、日本海洋事業、KDDI総合研究所、ヤマハ発動機による超広域高速海底マッピングをミッションとする共同研究チーム“Team KUROSHIO”がShell Ocean Discovery XPRIZEに参加する。 防衛省は情報収集用の無人潜水機を開発する予定。 川崎重工業が十数年ぶりに開発したプロトタイプAUV は、世界で初めて水深2,000m の環境下でAUV で土壌採取することを可能にした。2020年には水深3,000m の水圧に堪え得る、三洋化成工業製の全樹脂リチウムイオン電池の実証試験を開始、従来型のリチウムイオン電池に比べ、航行時間を約8時間から約16時間に倍増させた。2021年には海底パイプライン検査用AUV(“SPICE”: Subsea Precise Inspector with Close Eyes)の商品化が見込まれている。
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