日本における朝鮮料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 08:01 UTC 版)
日本統治時代に移住してきた在日韓国・朝鮮人たちが、故国の料理を家庭で作り、食べていたが、次第に各地で飲食店を開店する者が現れ、客に故国の料理を提供するようになった。そこで提供されてきたのは、故国の料理だけでなく、朝鮮料理をベースにしつつ、日本で独自に発展した料理もある。現在も、日本各地に「焼肉」「韓国料理」「朝鮮料理」の名称で営業している飲食店が存在し、その朝鮮式の流れをくむ店舗も少なくはない。 在日韓国・朝鮮人の出身地はさまざまなことから、その料理には彼らの出身地の料理の影響が大きく、たとえば、済州島出身者の韓国料理店では、ほかの地方では見られないスズメダイのフェを提供するところがある。中には、チジミやチョレギ、チャンジャのように、ソウル標準語では使われない料理の名称が日本で定着しているケースもある。 現在、朝鮮料理はすっかり日本国在住者にとって身近なもの(※ただし人気度には地域性はあるようである)になっており、たとえばキムチは、今ではコンビニでもスーパーでも普通に手に入る食品になっている。90年代以降には韓国ブームへの火つけに伴い各地に韓国料理店が増加した。ビビンバ・チゲなどの料理も一般的なレストラン・居酒屋で出されるようになっている。これらの料理は日本国在住者の多くががその存在を認知しているであろうと思われている。
※この「日本における朝鮮料理」の解説は、「朝鮮料理」の解説の一部です。
「日本における朝鮮料理」を含む「朝鮮料理」の記事については、「朝鮮料理」の概要を参照ください。
- 日本における朝鮮料理のページへのリンク