日本での盗作騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/28 06:48 UTC 版)
「アルベルト・スギ」の記事における「日本での盗作騒動」の解説
日本では2006年5月に起きた日本人作家による盗作疑惑を通じても知られている。2006年、日本の芸術選奨に選出された和田義彦の作品にアルベルトの作品と近似した物があるとの投書が行われ、文化庁による調査が行われた。和田の盗作否定に対して、アルベルトは和田を強く非難した。 6月5日、文部科学省は和田への文科大臣賞・芸術選奨受賞の撤回を決定した。この一連の騒動に対してローマの日本大使館を通じて小坂憲次文部科学相と河合隼雄文化庁長官の連名で謝罪書簡が届けられた。文面にはイタリア語で「大きな騒ぎに巻き込み、迷惑をかけたことを遺憾に思います。将来同じようなことが起きないよう努力します」と書かれており、和田の芸術選奨文部科学大臣賞を取り消した事も正式に報告された。これによりアルベルトは告訴などの措置を取らない意向を表明し、事態は終息した。
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