日ロ行動計画(にちろこうどうけいかく)(Japan-Russia Action Plan)
日本の小泉純一郎首相とロシアのプーチン大統領がモスクワで10日に発表した。日本とロシアの関係を強化するため、これまでの成果と今後の方向性について6分野にわたって記した。
具体的には、
(1) | 政治対話の深化 |
---|---|
(2) | 平和条約交渉 |
(3) | 国際舞台における協力 |
(4) | 貿易経済分野における協力 |
(5) | 防衛・治安分野における関係の発展 |
(6) | 文化・国民間交流の進展 |
について盛り込まれている。
日本とロシアの間で長年の懸案だった北方領土問題に関しては、1956年の日ソ共同宣言、1993年の東京宣言、2001年のイルクーツク声明の3つの合意文書が基礎になることを明記した。
また、北朝鮮が核兵器不拡散条約(NPT)から脱退すると宣言したことを受け、急きょ「遺憾の意と深い懸念を表明する」という表現が盛り込まれた。
これまでに締結された共同文書と比べると、北方領土問題に限らず、北朝鮮問題や経済協力といった幅広い項目を並べたのが大きな特徴だ。
(2003.01.17更新)
- 日ロ行動計画のページへのリンク