新居関所の建物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 22:42 UTC 版)
新居関所の建物は、宝永4年(1707年)の宝永地震の被害による移転され、安政元年(1854年)の安政東海地震の被害により、翌安政2年(1855年)12月の改築になる関所建物が現存している。母屋は南に正面を向いた平屋建てで、構造は入母屋造、屋根は本瓦葺である。形状は東西に長く、前面が「上之間」「中之間」「次之間」に分かれ、奥には「御書院間」「御用達場」「上番勝手台所」があった。さらに、「下番勝手同休息所」として桟瓦葺の3棟が取り付いていた。 今日では「御用達場」と「上番勝手台所」の棟は失われており、それ以外にも部分的な改変の跡が確認されている。面番所は小学校舎や旧新居町役場として使用された時代に間取りが変更されており(役場として使用されていたときは図書館の建物も併設されていた)、1971年の解体修理で江戸時代の姿に戻すための工事も行われた。
※この「新居関所の建物」の解説は、「新居関所」の解説の一部です。
「新居関所の建物」を含む「新居関所」の記事については、「新居関所」の概要を参照ください。
- 新居関所の建物のページへのリンク