新居誕生史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 14:02 UTC 版)
「正法寺 (新居浜市)」の記事における「新居誕生史」の解説
伊豫の神野郡から宮中に仕えた女性が嵯峨天皇の乳母を務め、その功績によって神野宿禰の称号を賜ったことが日本書紀の第弐巻続日本紀に記載されている。これは嵯峨天皇の諱が乳母の出身地から神野親王と名付けられ、同じく乳母にも神野の名が贈られたものとある。 その後、嵯峨天皇の即位に伴い神野の郡名が天皇の諱と重なる為、神野郡に変わる新しい地名として新居(にい)の名を授かったとされ、これが新居郡の誕生(新居誕生史)である。神野郡が新居郡に改められたのは「嵯峨天皇大同四年九月乙巳、改伊予国神野郡為新居郡、以触上諱也」。新居郡への改称については類聚国史でも大同四年・西暦八百九年と記載されている。 皇室(平安宮)を退官して帰郷した神野宿禰が上仙を開基とし、秦氏の氏寺として正法寺を建立した。
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