敷地造成・専用港湾の拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 23:11 UTC 版)
「福島第一原子力発電所5号機の建設」の記事における「敷地造成・専用港湾の拡張」の解説
5、6号機は発電所敷地の北側、双葉町内に並んで建設された。この敷地は第三紀層の岩盤に建屋を直接設置する地震対策のため、いずれも標高30m以上の高台を削って造成したものだが、1~4号機が標高10mまで掘削したのに対して5、6号機では13mとされた。敷地面積は5、6号機を合わせて約55,000m2である。1~4号機と5、6号機の整地面レベルにこのような標高差が生じた理由は明示されていない。 また、1号機の建設と並行して専用港湾の築造が実施されたが、5、6号機は離れた場所の建設となるため、取水路開渠築造のため、北側の防波堤を着岸部から約100m分撤去、残存北側防波堤尾部から460m北側に海岸線と並行した防波堤を築造し、その北側の先端から直角に着岸部まで新たな北側防波堤着岸部を建設した。5、6号機防波堤工事は1971年12月に着工、1975年3月に竣工した。増設防波堤の建設に伴い追加の原石が必要となったため、福島第二原子力発電所の分を合わせて1~4号機建設の際に切り開いた原石山の対岸の山から原石を採取することになり、5、6号機用防波堤分は約50万トンであった。
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