政府による不正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/10 19:23 UTC 版)
「2011年アルバニア反政府デモ」の記事における「政府による不正」の解説
1月11日、統合社会主義運動の党首・イリル・メタ( Ilir Meta)は、政府の閣僚に対して多数の経済関連の案件を終わらせるよう非公式に圧力をかけた。政府は建設業者との契約を破棄し、メタの意向に沿う新しい契約を別の業者と結んだ。さらに、別の2件の案件についてもメタの意向に従って仕事が割り当てられ、さらにメタは水力発電所の建造にかんしても自らの意向を反映させるよう求めた。メタによると、経済大臣は1件の案件でおよそ70万ユーロ、別の案件では事業費用の7%が不正な利益であったとされる。警察はドリタン・プリフティ(Dritan Prifti)のラップトップ・コンピュータを押収し、収賄の事実を突き止めた。 統合社会主義運動とその党首メタは当初、流出したビデオは偽物であるとして疑惑を否定した。しかし、メタはその後議員の職を辞任し、不逮捕特権を失った。メタは捜査当局への協力の意思を表明した。2月12日、メタの不逮捕特権は公式に失われた。 アルバニアの汚職率は、ヨーロッパでは最悪のレベルとなっている。
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