改憲論議の開始
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1969年1月7日、尹致暎共和党議長代理が記者会見で「韓国の歴史始まって以来の偉人である朴正煕大統領に引き続き政権を担当させるためには改憲が必要」であると述べたことをきっかけに、3選改憲の論議が公の場で論じられるようになった。改憲の理由として政府与党は韓国は現在、北朝鮮の挑発に備えつつ、祖国近代化を達成しなければならない時期にあり、強力なリーダーシップを必要としている。(これらを勘案した場合)朴大統領をおいて他にいない、というものであった。こうした与党の動きに対し、朴大統領は1月10日の年頭記者会見で「特別な事情がない限り、任期中に改憲する考えはない。もし必要があるなら年末か来年初めに論議しても遅くはない」として控えめな対応を見せたが、これも世論の動向をにらみながら改憲へと世論を誘導していくための筋書に沿ったものであった。
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