播種の方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 07:19 UTC 版)
『作物学用語事典』での定義による。 散播 散播、ばらまきとは、地面(畝など)の上に均一かつ全体的に種をまいていく方法。 点播 点播、点まきとは、地面に一定間隔で穴をあけ、その中に一粒から数粒ずつ種をまいていく方法。千鳥状に穴をあけてまく場合には千鳥まきともいう。 条播 条播、条まきとは、地面(畝など)の上に浅く線状の溝をつけて種をまいていく方法。 中尾佐助は、世界各地の農耕文化のうち、東南アジアにあるヤムのような根栽を栽培する際の播種法に点播が見られ、アフリカ、アジアなどの雑穀栽培をする地域は除草をするために条播が発達し、地中海沿岸部から北では、雑草に利用できるものが多いため散播が発達したと主張している。また、イギリスでは、18世紀以降、ジェスロー・タル(英語版)の提唱により条播が発達し、ホッパーとよばれる条播用の器具が出来たと言う。
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