教科書採択地区
別名:教科書の採択地区、採択地区
義務教育において教科書採択(教科用図書の採択)を決定する地区単位。主に、都道府県内のいくつかの市や郡を合わせた区域として設定される。教科書は採択地区ごとに1教科1種類が採択される。
教科書採択地区の設定は「教科書無償措置法」において規定されている。教科書採択地区が採択した検定済み教科書は、同じ「教科書無償措置法」に基づき国から無償供与される。
2011年に、沖縄県八重山教科書採択地区が選定した公民の検定済み教科書の採択を、同地区内の竹富町教育委員会が拒否した件を踏まえて、文部科学省は市町村ごとに教科書を独自採択することを容認する流れで検討を行っている。
関連サイト:
義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律 - e-Gov
さいたく‐ちく【採択地区】
読み方:さいたくちく
採択地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 08:40 UTC 版)
教科書の採択区域については、都道府県教育委員会が「市若しくは郡の区域又はこれらの区域をあわせた地域に、教科用図書採択地区を設定しなければならない」とされている。実際には、市・郡を単位として採択区域が定められている場合もあるが、地理的条件や文化圏・経済圏などが同一の地域をひとまとめにして、複数の市や郡からなる採択区域が定められている場合もある(共同採択)。また政令指定都市では、市内をいくつかの採択地区に分けて地区ごとに採択をおこなっている場合もある。
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