捜査手法・波及抑止手法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 04:18 UTC 版)
「Coincheck」の記事における「捜査手法・波及抑止手法」の解説
クラッキングがどのように行われたかについては、警視庁によるcoincheckサーバの解析が進められている。 仮想通貨はその性質上、取引が匿名のまま送金先の連鎖もすべて含めて誰でも見ることができるので、本件では流出資金の取引連鎖状況が公開の状況で確認・調査できた。 NEM(ネム)にはたまたま取引条件記録を付随させるための「モザイク」という機能があった。あるNEM財団協力者が、事件発生から間髪を入れず、当該アドレス(ウォレット)にモザイクで印(実際には英文コメント)を付けることで、以後の追跡監視を容易にして脚光を浴びた。モザイクを「汚れたコイン」の識別と取引抑止に使えることは知られていなかったことで、斬新なアイデアであった。 ただ、犯人も少額の分割送金を繰り返して対抗しており、闇で相対(あいたい)取引をして処分する可能性も指摘されている。
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