拉致疑惑(らちぎわく)
北朝鮮の工作員が日本人を拉致したという疑惑である。10人から50人の規模で被害者が推定されている。事件の多くは、およそ20年前で、1977年から1978年にかけて起きている。
政府は拉致問題の真相解明を、強く北朝鮮に迫ってきた。特に北朝鮮との国交正常化交渉では、拉致問題が解決されない限り、日本は北朝鮮とは国交を結ばない、という態度をとってきた。
これに対し北朝鮮は「調査を行い、それで見つかれば日本に通報する」という対応をしている。しかし今のところ行方不明者は一人も見つかっていない。
国際的には、北朝鮮は日本以外にも拉致疑惑の多い国である。たとえば韓国メディアによると、ドイツ7人、中国3人、ノルウェー1人、オーストリア1人など計12人が、北朝鮮に拉致され抑留中である、と推定されている。
(2000.10.26更新)
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