抗不安薬と睡眠薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 00:06 UTC 版)
「en:List of benzodiazepines」および「ベンゾジアゼピン系」も参照 ベンゾジアゼピン系は、睡眠薬、抗不安薬、抗てんかん薬、筋弛緩剤と健忘剤として、短期間―4週間まで―の治療に有効である。これらは過剰投与した場合の危険性や毒性のより少ない傾向のために、バルビツール酸系から広く置き換えられた。しかし、ベンゾジアゼピン系はさらに非ベンゾジアゼピン系(Z薬)に置き換えられた。バルビツール酸系の薬は治療指数が低く、過量服薬の危険性を考慮すると使用は推奨されない。 1960年代、当初は治療用量では依存性がないと考えられていた。しかし現在では、大部分の使用者にバルビツール酸やアルコール離脱と同様の離脱症状を生じさせることが知られており、使用者の約15%に数カ月から数年の間にわたって重度の離脱症状を持続させる可能性がある。 一般的なベンゾジアゼピン系と誘導体を挙げる: ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)、ベンゾジアゼピン誘導体、抗不安薬 ニトラゼパム(モガドン)、ベンゾジアゼピン誘導体、睡眠薬 ゾルピデム(マイスリー、Stilnox)、イミダゾピリジン、非ベンゾジアゼピン誘導体睡眠薬 ゾピクロン(アモバン)、非ベンゾジアゼピン誘導体睡眠薬(Z薬) ザレプロン(英語版)(ソナタ)、非ベンゾジアゼピン誘導体睡眠薬(Z薬) クロルジアゼポキシド(コントール、バランス)、ベンゾジアゼピン誘導体、抗不安薬 アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)、ベンゾジアゼピン誘導体、抗不安薬 テマゼパム(英語版)(レストリル)、ベンゾジアゼピン誘導体 クロナゼパム(ランドセン、リボトリール)、ベンゾジアゼピン誘導体 ロラゼパム(ワイパックス)、ベンゾジアゼピン誘導体、抗不安薬
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