批評的観点から
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:39 UTC 版)
カリナのヴィデオ作品がYouTubeに登場するほんの少し前、アーリー・リー(Ahree Lee)という女性の手による、ほとんど同じ体裁で作られたもうひとつのヴィデオ〔"Me: Girl takes pic of herself every day for three years"〕が公開されていた。リーのヴィデオの方は多大な人気を得ることはなかったので、彼女の作品を知るユーザーたちはカリナが「彼女の衝撃的な作品を盗んだ」のだとやっきになって主張した。だがリーが写真収集に費やしたのは3年足らずのことであり、事実上カリナの方が早く始めたのである。したがって、彼はコンセプトをコピーしたわけではない。おそらく単なる偶然の一致から、彼ら個々で、同じ企画に没頭してきたのだ。とはいえカリナはワシントン・ポスト紙のライターとのインタビューで、リーの作品に触発されたことから自身の写真をまとめ上げ、オンライン上に公表してみたのだと語っている。 彼は〔自身のWEBサイト「ノア・K・エヴリデイ」内のFAQコーナーで〕、製作の間、他人が同じ企画を実行している可能性を自問したかという点に答えている。「もちろん、したよ。頭の中ではくっきりしたアイデアが出来上がっていて、企画に打ち込んでいた。3年以上続けたところで、他の人も同じ事をしていて、それを公表しているのを見つけてしまった。…で、彼は僕より前から始めていたんだ! 彼、ジョナサン・ケラー(Jonathan Keller)に注目してくれ。立派なWEBサイトを作っていて、毎日自分を撮影する企画〔ヴィデオ化名は"Living My Life Faster - 8 years of JK's Daily Photo Project"〕では物凄い集成を拵えているんだが、他にも本当に驚くほど偏執的な写真の企画をこなしているんだ。」 多くのユーザーが、"everyday"の背景音楽はフィリップ・グラスの『眠っているトゥルーマン』に著しく似通っているとコメントを残している。これは1998年の映画『トゥルーマン・ショー』に使われた楽曲だ。
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