手の時代とは? わかりやすく解説

手(ティー)の時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 00:28 UTC 版)

空手道」の記事における「手(ティー)の時代」の解説

古く16世紀、命を狙われ京阿波根実基(きょうあはごんじっき)が「空手」という武術用いて暗殺者の両股を打ち砕いたとの記述正史球陽』(1745年頃)にあり、これは唐手以前素手格闘術であった考えられているが、これが現在の空手源流武術であったのかは証明する史料乏しくその実態ははっきりしないまた、17世紀武術家の名前が何人伝えられているが、彼らがいかなる格闘技をしていたのか、その実態は明らかではない。明確に手(ティー)の使い手として多く武人の名が挙がるのは、18世紀入ってからである。西平親方具志川親方僧侶通信渡嘉敷親雲上蔡世昌真壁朝顕などの名が知られている。 また、土佐藩儒学者戸部良煕が、土佐漂着した琉球士族より聴取し記した大島筆記』(1776年)の中に先年来琉した公相君組合という名の武術披露したとの記述があることが知られている。この公相君とは、1756年訪れた冊封使節の中の侍従武官だったのでないかと見られており、空手起源をこの公相君の来琉に求める説もあるが、組合術とは空手のような打撃技ではなく一種柔術だったのではないかとの見解もあり、推測の域を出ていない。 1784年没した琉球士族阿嘉直識の遺言書に「からむとう」なる武術の名前が記されているが、これが空手起源であるかどうか未詳である。また同遺言書柔術を指す「やはら」についても記されており、少なくとも「からむとう」と柔術別の武術認識されていたようである。

※この「手(ティー)の時代」の解説は、「空手道」の解説の一部です。
「手(ティー)の時代」を含む「空手道」の記事については、「空手道」の概要を参照ください。

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