イオン戸畑ショッピングセンターとは? わかりやすく解説

イオン戸畑ショッピングセンター

(戸畑サティ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/29 17:15 UTC 版)

イオン戸畑ショッピングセンター
ÆON TOBATA SHOPPING CENTER
戸畑駅(右)とイオン戸畑SC
地図
店舗概要
所在地 804-0067
福岡県北九州市戸畑区汐井町2番2号
座標 北緯33度53分44.2秒 東経130度49分11.1秒 / 北緯33.895611度 東経130.819750度 / 33.895611; 130.819750 (イオン戸畑ショッピングセンター)座標: 北緯33度53分44.2秒 東経130度49分11.1秒 / 北緯33.895611度 東経130.819750度 / 33.895611; 130.819750 (イオン戸畑ショッピングセンター)
開業日 2010年5月28日
(旧・戸畑サティ1999年3月1日
施設所有者

九州リアルエステート(開業時)[1]
日立金属エステート(-2005)[2]
有限会社エム・シー戸畑(信託受託者:三菱UFJ信託銀行株式会社)(2005)[2][3]
日本都市ファンド投資法人(信託受託者:三菱UFJ信託銀行株式会社)(2005-2018)[2][3]

アセットファイナンス戸畑合同会社(信託受託者:三菱UFJ信託銀行株式会社)(2018-)[2][4]
施設管理者 イオン九州株式会社
敷地面積 39,682 m²
商業施設面積 53,282 m²
中核店舗 イオン戸畑店
店舗数 ÆONと76の専門店
営業時間 9:00-22:00
駐車台数 2,000台
前身 戸畑サティ(日立金属戸畑工場跡地)
最寄駅 九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線戸畑駅
最寄IC
外部リンク 公式サイト
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イオン戸畑ショッピングセンター(イオンとばたショッピングセンター)は、福岡県北九州市戸畑区にあるショッピングセンターである[1]イオングループイオン九州が運営し、核店舗は同社として初のイオンブランド店舗でもある「イオン戸畑店」である。

概要

戸畑駅南口に隣接していた日立金属戸畑工場跡地の開発事業のひとつとして、1999年(平成11年)3月1日に開業した[1]。同日に開業した戸畑駅ビルとは2階のペデストリアンデッキで接続する駅前立地であり、福岡県道50号八幡戸畑線に面して2000台収容の立体駐車場も有するなど、鉄道と自動車両面のアクセス性を備えている[1]

開業時の店名は「戸畑サティ」であり、マイカル九州(後のイオン九州)が運営していた[1]。2007年(平成19年)に同社はイオン九州と合併し、当店もイオン九州の直営店舗へと移行、リニューアルのため2010年(平成22年)4月21日をもって戸畑サティとしての営業を終了した[5]

1日間の臨時休業を経て、4月23日に核店舗の「イオン戸畑店」が先行オープン、SC名も「イオン戸畑ショッピングセンター」に変更された。リニューアル後の専門店街も含めた全館は5月28日にグランドオープンし、同時に駐車場はパーク24が運営する「タイムズイオン戸畑ショッピングセンター」に変更、料金体系も見直された[5]

従前の土地にあった日立金属戸畑工場は、日産自動車の設立にも関わった鮎川義介が創業した戸畑鋳物を前身にもち、当地は日立金属ならびに日産自動車の発祥の地の一つでもある[6]。この経緯から当店の敷地内には、同社が「戸畑鋳物株式会社 発祥記念の碑」を設置している[6]

工場跡地の開発であったことから、店舗建物は当初、日立金属子会社の九州リアルエステートが建設・管理していた[1]。開業時の建設投資額は123億円で、年間売上160億円、来場者1000万人を見込んでいた[1]

建物の所有はグループ会社である日立金属エステートへと引き継がれたのち、エム・シー戸畑への譲渡を経て2005年(平成17年)3月9日に日本リテールファンド投資法人(後の日本都市ファンド投資法人)が取得、同時にUFJ信託銀行(後の三菱UFJ信託銀行)が信託受託者となり、11月30日に大規模小売店舗としての設置者も同行に変更された[2][3]。さらに2018年、同投資法人からアセットファイナンス戸畑合同会社へと売却された[4]

鉄道駅に近接する施設であることもあり、2010年3月31日、他の九州地区のイオン系店舗に先駆けて、当店舗と同様にJR九州の駅に隣接しているジャスコ福岡伊都店と共に交通系電子マネー「SUGOCA[注 1]が先行導入された[7][8]

主なテナント

核店舗「イオン戸畑店」の食料品、衣料品売り場のほか、専門店街、アミューズメント施設を併設している[1]。4階にはシネコンイオンシネマ戸畑(旧ワーナー・マイカル・シネマズ)がある(後述)。

フロアガイド

イオンシネマ戸畑

イオンシネマ戸畑
ÆON CINEMA TOBATA
情報
正式名称 イオンシネマ戸畑
旧名称 ワーナー・マイカル・シネマズ戸畑
完成 1999年
開館 1999年3月1日
収容人員 (8スクリーン)1,706人
設備 ドルビーデジタル5.1ch、DLPTHXシアター、3Dデジタル
用途 映画上映
運営 イオンエンターテイメント株式会社
特記事項 スクリーン1・3・5は3D対応。
スクリーン3はTHXシアター。
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ワーナー・マイカル・シネマズ戸畑として戸畑サティ開業と同時にオープンした。北九州市内では初のシネマコンプレックスであり[1]、福岡県内としては大野城1998年11月14日開業)に続く2番目のワーナー・マイカル直営館であった。2010年のイオン戸畑店へのリニューアル後もワーナー・マイカルのままで営業を継続したが、2013年7月1日イオンシネマズと統合したことにより、現在のイオンシネマ戸畑となった。

旧戸畑市内には1960年時点で14の映画館が存在していたが[9]、北九州市に編入された1963年を境に減少が続き[注 2]1985年に最後まで残った「戸畑名画座」が閉館[注 2]。これによりワーナー・マイカルがオープンするまでの14年間は戸畑区内に映画館が一つもなかった。

イオンシネマ戸畑スクリーン詳細[10]
スクリーン 座席数 車椅子席 備考
1 311 2 3D対応
2 239 2
3 507 2 THXシアター
3D対応
4 123 2
5 129 2 3D対応
6 129 2
7 125 2
8 127 2

ギャラリー

交通

周辺施設

脚注

注釈

  1. ^ 導入当初よりSuicanimocaはやかけんも利用可能であった。現在はICOCATOICAも利用可能。
  2. ^ a b 北九州市の映画館「消えた映画館の記憶」を参照した。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 「マイカルクリエイト、北九州市に大型アスレチック遊具併設の「ダイナレックス戸畑店」オープン」『アミューズメント産業』第28巻第330号、アミューズメント産業出版、1999年6月、79-83頁。 
  2. ^ a b c d e 北九州市広報第1430号 (PDF) (2013年9月28日時点のアーカイブ) - 北九州市公式ウェブサイト2012年7月16日閲覧
  3. ^ a b c 訂正発行登録書”. 日本リテールファンド投資法人 (2005年9月5日). 2025年6月23日閲覧。
  4. ^ a b “日本リテールファンド投資法人がm-シティ柏を取得、イオン戸畑ショッピングセンターを売却”. JAPAN-REIT.COM (アイビー総研・Prop Tech plus). (2018年8月28日). https://www.japan-reit.com/meigara/8953/topic/2018/3291 2025年6月23日閲覧。 
  5. ^ a b 戸畑サティは「イオン戸畑ショッピングセンター」に変わります。4月23日(金)「イオン戸畑店」がグランドオープンにさきがけ新生オープン!』(プレスリリース)イオン九州株式会社、2010年4月10日https://www.aeon-kyushu.info/files/management_news/331/pdf.pdf2025年6月23日閲覧 
  6. ^ a b 森村和男「日立グループの創業企業の日立金属をなぜ売却?~日立製作所と日立金属のルーツをたどる(4)」、データ・マックス、2020年12月11日、2025年6月23日閲覧 
  7. ^ SUGOCA電子マネーがイオンのお店でご利用いただけるようになります (PDF) - イオン九州株式会社 ニュースリリース 2010年3月29日
  8. ^ JR九州のSUGOCA(スゴカ)九州エリアのイオンで利用可能に データマックス 2010年3月30日閲覧
  9. ^ 1960年(昭和35年)当時の福岡県の映画館 (PDF) - 福岡県立図書館 2023年11月6日閲覧。
  10. ^ 施設案内”. イオンシネマ戸畑. イオンエンターテイメント. 2023年11月6日閲覧。

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