截断銘(さいだんめい)
刀の斬れ味を実際に試した証しとして茎に記した銘文。多くは金象嵌にて記されているが、切銘のみの場合もある。江戸時代に入り戦乱の世が過去のものとなると、刀の実性能を計る機会がなくなり、その価値を証明する手段は専門家に委ねられることになった。試し斬りをする者は処刑された罪人の死体を用いたが、死体そのものの数は少ないため竹を芯にした藁の束を代用とした場合もある。人体の截断部位、方法などによりそれぞれ名称がある。また優れた刀には異名を持つものも多く、例を上げれば、寵釣瓶=籠で作った釣瓶には水が溜らないところから、水も溜らぬ斬れ味を表わしている。笹の露=笹の葉に積った露は払えばすぐ落ちる。古袈裟=古い袈裟は糸がもろく切れやすいことから。
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