戦時設計の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 06:17 UTC 版)
戦時設計による強度の低下や工作不良により、事故が発生した例がある。また、事故そのものは戦時設計によるものでなくとも、戦時設計により被害が甚大化した例もある。 戦時設計が事故そのものの原因となった例、或いは事故の被害の甚大化の原因となった例を以下に記す(戦災による被害を除く) 1945年3月6日 青森港内にて、戦時標準船である、青函連絡船の第五青函丸が防波堤に接触。薄く粗悪な外板が災いし、浸水、沈没した。死者・行方不明者82名。積車の石炭車39両水没。 1945年頃 ボイラー接手を簡略設計した国鉄D52形蒸気機関車は、溶接不良によるボイラー爆発事故が複数回発生する。 1951年4月24日 横浜市桜木町駅付近で、戦時設計により製造されたモハ63系電車が架線垂下事故により炎上(桜木町事故)。車両における有効な避難方法が無く、死者106名を出す。
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