成立と沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/13 10:06 UTC 版)
1865年9月20日に上海で江南機器製造総局は成立した。計画立案は曽国藩、後を継いで実際に成立させたのは李鴻章であった。まず上海租界にあったアメリカ系の「旗記鉄廠」という会社を買収して機械製造工場とドックを入手し、同じ年に元の蘇州洋炮局・安慶内軍械所と合併して成立させた。 1905年(光緒31年)、製造総局のうち造船部門が「江南ドック」として独立し、さらに辛亥革命で「江南造船所」と改名した。 1917年に製造総局本体は「上海兵工廠」と改称し、1937年に操業を停止した。日本軍が上海を占領した後、その跡地と機械は江南造船所に編入された。 1953年に「江南造船廠」と改名した。 1979年に戦艦武蔵の建造責任者で長崎造船所所長も務めた三菱重工業社長の古賀繁一の直接指導で再建される。 1996年に「江南造船有限責任公司」に改称し、中国船舶工業集団公司に属している。
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