成増名店街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 19:31 UTC 版)
成増駅周辺は、現在は北口再開発により西友などが出店しているが、当時の北口は駅前広場やバスロータリーもない裏口であった。南口の駅前バスロータリー沿いに緑屋などが立ち並び、そこから国道254号(川越街道)までの間に南口商店街(成増南商店街、なりますすきっぷ村商店街)が形成されて古くから栄えた。1983年に営団地下鉄有楽町線の延伸により営団成増駅(現:地下鉄成増駅)が開業すると、南口商店街は東武東上線成増駅と営団成増駅を結ぶ通路となりますます発展した。 ダイエー成増店の場所には、1957年に開業したショッピングビル「成増名店街」があった。丸井成増店(1962年10月13日開店、1983年6月閉店)、スーパーマーケットのシヅオカヤなどが入居しており、1階には商品が所狭しと置かれていた。そのほか、ボーリング場、結婚式場、キャバレー、レストラン、ペットショップ、模型店「キック」なども入居していた。モスバーガーの正式な1号店(現行の成増店)がオープンする前の実験店も、ここの地下で1972年3月から2か月ほど営業していた。 この旧「成増名店街」ビルが、設備の老朽化により消防法の基準に適合せず解体されることになったため、ダイエーが1984年に土地を購入し、新ビルを建設して営業を始めた。ダイエー成増店が開業した1988年はバブル景気たけなわの時代で、ダイエーがセゾングループと共に拡大路線をひた走っていた時期でもあった。
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