愛知県へ逃走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:49 UTC 版)
「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の記事における「愛知県へ逃走」の解説
1994年10月4日、逃走中の3人は兄貴分であるKAの提案で近鉄南大阪線に乗ってKAの育った松原市へ向かい、同市内のパチンコ店に遊びとカツアゲを目的に入店した。そして暴走族風の男に狙いをつけ、当たり障りのない会話を振ったが、その相手が男V(当時20歳)だった。Vは自家用車として白いホンダ・シビックを持っていた一方、定職を持たずにぶらぶらしており、3人に対し「仲間に入れてほしい」と頭を下げた。これに対し、KAは「運転手をやれ。俺たちに従うなら飯はただで食わせてやる。女も紹介してやろう。給料も払ってやる」と条件を提示した。Vもこれを受け入れて仲間に加わったため、3人はVが運転するシビックに同乗して移動することになった。 行き先についてKAは「奈良県へ行こう」と主張した一方、KMは土地勘を有し、知り合いもいる愛知県へ向かうことを主張し、結局は愛知県へ向かった。この途中、深夜になってVが半信半疑で「『女を紹介する』という約束はどうなったんだ」と尋ねてきたため、KMがかつてシンナー仲間だった少女W子(当時18歳・一宮市在住)に電話を掛けて「シンナーパーティーをやろう」と持ち掛け、W子もこれに応じた。翌日(10月5日)7時30分ごろになって4人はW子宅(一宮市)へ到着したが、W子は市内在住のシンナー仲間でKMとも面識のあった19歳少年Xを誘った。KM・KA・HM・V・W子・Xの6人はしばらくボウリング場・パチンコ店などで時間を潰し、10月6日1時ごろになってW子が仲間の少女Y子(当時16歳)を呼び出し、Y子を加えた7人でシビックに乗車して名古屋市中区栄までシンナーの買い出しに向かった。 シンナーを購入し、一宮市へ戻ったKMら7人は一宮市内のラブホテルに入り、10月6日3時40分ごろ - 13時10分ごろまでシンナーを吸ったり、カラオケを歌ったり飲酒したりなどして過ごした。同日午後は再びパチンコなどをして過ごした。
※この「愛知県へ逃走」の解説は、「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の解説の一部です。
「愛知県へ逃走」を含む「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の記事については、「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の概要を参照ください。
- 愛知県へ逃走のページへのリンク