愛宕山鉄道時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 01:12 UTC 版)
「北大阪電気鉄道1形電車」の記事における「愛宕山鉄道時代」の解説
愛宕山鉄道は嵐山駅 - 清滝駅間の平坦線と、清滝駅 - 愛宕駅間の鋼索線からなる路線で、愛宕山参詣への輸送手段として建設された。1929年の平坦線開業に合わせ、新京阪から1形の5両が貸与された。同年6月には鉄道省監督局の指導により新京阪所属の各形式に記号が割り振られ、1形は「デハ」となり、同時に車番も3・5 - 8から1 - 5に改番された。その後、1935年10月10日付けで愛宕山鉄道に譲渡された。 1936年製作の日独合作映画『新しき土』では、ヒロインの光子役を演じる原節子が4号に乗るシーンが映し出されている。このシーンのロケ地は鳥居本駅であると推定されている。 愛宕山鉄道は第二次世界大戦中の不要不急線に指定され、1944年に廃止となり、車両は再び余剰となった。
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