意見広告を行う主体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/01 05:33 UTC 版)
意見広告を行う主体としては、各種の市民団体や政治団体、経済団体や企業など様々である。 意見広告の掲載者の他に、賛同者のリストが広告内に掲載されることが多い。意見広告の権威性を高めるために、賛同者の中の有名人の名前を前面に出すこともある。掲載団体の代表者の名前のみを出して、他は人数のみの公表にとどめることもある。 企業が掲載した意見広告の例には、ローソンが当時の日本郵政公社と業務提携したことに対抗し、ヤマト運輸がローソンでのサービス取り扱いを停止した際に掲載した広告や、日本たばこ産業によるたばこ税増税反対の広告などのように企業の事業や経営に関するものや、アパグループが募集した「真の近現代史観」懸賞論文で最優秀賞を受賞した田母神俊雄の論文を意見広告に掲載するというように、企業自身の政治的思想信条をアピールするものが存在する。 さらに、商業広告の中に政治的なメッセージを込めたものも存在する。2009年8月26日付の産経新聞に掲載された、SMAPの「そっと きゅっと/スーパースター★」発売の広告とともに掲載された、「幸せな国のつくり方。」と題された文の中に政治的メッセージ性を見出す向きもある。また、宝島社の広告にも風刺が込められたものが存在する。 他には、選挙の時期になると、各政党や各候補者がそれぞれの政党や政策をアピールする選挙広告がしばしば掲載されるが、これも広義の意見広告といえる。
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