性質の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 18:10 UTC 版)
「グラスホッパー (カクテル)」の記事における「性質の変化」の解説
シェーカーを使ってシェークすることには、材料を混合する以外に、材料を急速に冷却するという意味もある。冷却が行えるのは、シェーカーの中に氷を入れるからであるが、冷却を行うことで口当たりを良くするなどの効果も得られる。シェークが行われた後、室温などで温度が上がってしまうと、材料の冷却を行ったことで得られた効果は、当然ながら失われ、しかも、シェークの際にシェーカーの中の氷が融けて薄まってしまうという、シェークを行ったことによる欠点のみが目立つ結果となる。したがって、シェークを行った以上は、その後、温度が上がってしまう前に飲み切ってしまう必要が出てくるのである。つまり、ショートドリンクとなる。 ところで、プース・カフェ・スタイルのカクテルは、作る際、特に冷却を行ったりはしないので、一般的にはロングドリンク(ロングカクテル)に分類される。それは、この旧来のグラスホッパーも例外ではなく、やはりロングドリンクであった。 すなわち、グラスホッパーは、ロングドリンクからショートドリンクに変化したカクテルなのである。シェークが行われたことによって、カクテルが作られてから、比較的早い時間で飲み切る必要が出てきたのである。
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