思想と政見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:14 UTC 版)
朝比奈はジャーナリストとして徳富蘇峰や陸羯南と並び称される。彼の政治上の意見は最初からカール・ラートゲンに学んだ国法学を立論の基礎とし、政党と議会を侮蔑し、官僚主導の国家主義を理想とする。「吏閥と貴族を同化」したものが唯一の支配階層である。その法律万能の立場から超然内閣擁護の論陣を張ったことにより、御用記者の第一人者と目されるようになる。同時代のジャーナリストである鳥谷部春汀により、「碌堂は霊魂ある印刷機」と評され、さらに「弁難と嘲罵」に長じ、政治よりも論理、論理よりも討論を得意とするので、円満の政論家とはいえないと指摘されていた。
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