怒りに関連する慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 21:20 UTC 版)
怒っている状態を示す慣用句 怒り心頭に発する。 (なお、「怒り心頭に達す」は間違いである) 怒髪、天を衝く。 腸(はらわた)が煮えくり返る。激しい怒りをおさえられないさま。怒りのあまり(体内にアドレナリンやノルアドレナリンが大量に放出され)小腸や大腸(や胃)などの内蔵までが反応して激しく動いたりねじれたりしていることを感覚的に表現している。なお、人はあまりに激しく怒ると、その後に消化不良を起こすことがある。 他 逆鱗に触れる - 中国人は龍という空想上の生き物が大好きだが、龍の喉にある逆鱗(げきりん)に触れると龍が怒り出すと民衆は考えた。韓非はその著作の中で、王のことを竜のようなものだと喩え、「逆鱗にに触れないように説かなければならない」と述べた。この逸話から権力者の怒りをかうことを「逆鱗に触れる」と言うようになった。(なお、絶対的な君主制の下では、王を怒らせることは極めて危険であり、怒らせたものの命にかかわった。王が道を誤った場合に、誤っていると示唆したり指摘するのは命がけであった。一方、現代の民主主義の法治国家では殺されることはないので、たとえ相手が権力者であっても、「是々非々(ぜぜひひ)」で、「良いことは良い。悪いことは悪い」と指摘すべきだとされている。むしろ権力者に対してこそ、白は白 黒は黒 とはっきり指摘すべきだとされている。権力者の顔色をうかがって、黒いことまで『白』などと言うことは「忖度(そんたく)」という行為であり、やってはいけないこと、権力を腐敗させる行為だとされている。「良いことは良い、悪いことは悪い」とはっきり指摘し、広く報道することによってしか世の中は良くならない、と民主主義ではされている。)
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