後継者に関する論議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 06:27 UTC 版)
「ダライ・ラマ14世」の記事における「後継者に関する論議」の解説
ダライ・ラマ14世が高齢になったことから後継者について論議がある。本来ならばダライ・ラマ14世が承認したパンチェン・ラマ11世が転生者を認定するのだが、中華人民共和国当局により連行されて行方不明のために、指名もしくは選挙によってゲルク派のしかるべき高位の僧に次期指導者の地位を委ねる旨を示唆している。 ダライ・ラマ14世は自らは生身の一人の人間であり、そして仏教の一僧侶であって、もし「あなたは仏(some Buddha)のような何かしらの高次の存在(some higher being)の生まれ変わり(reincarnation)か」と問われれば、自分はそれに「いいえ(No)と答える」 と、CNN の Christiane Amanpourとのインタビューの中で述べている。 また、中華人民共和国国務院が2007年9月1日に転生を届出ならびに許可制とする「チベット仏教活仏転生管理弁法」を施行し、活仏の「転生霊童」の認定にあたっては国家宗教事務局への事前申請ならびに許可を必要とすると定めた。すなわち、中華人民共和国国務院の許可がない活仏は違法で無効とされるとしている。
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