後継者の死後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 14:31 UTC 版)
シャーンタヌとサティヤヴァティーとの間には2人の息子、チトラーンガダとヴィチトラヴィーリヤがいたが、この2人は子を授かる事なく早逝してしまった。ビーシュマの継母であるサティヤヴァティーは、ビーシュマに2人の妻を娶って子を授かることを要求したが、ビーシュマは聖戒を守るため、これを固辞した。すると、サティヤヴァティーはシャーンタヌとの結婚以前に、聖仙パラーシャラとの間に隠し子ヴィヤーサをもうけていたことを明かした。血統を絶やさないためヴィヤーサが呼ばれ、アンビカーとアンバーリカーとの間にドリタラーシュトラ、パーンドゥをもうけた。パーンドゥが死に、盲目のドリタラーシュトラのみが残されると、ビーシュマはパーンダヴァとカウラヴァの世話をしなければならなくなった。ビーシュマは、同じくパラシュラーマの弟子であったドローナを、パーンダヴァとカウラヴァの武術師範とした。ビーシュマは努力したが、パーンダヴァとカウラヴァの対立を止めることができなかった。ビーシュマの再三の忠告にも関わらず、ドゥルヨーダナは憎しみを棄てなかった。ビーシュマはパーンダヴァをよく指導したが、賭博場においてドラウパディーが辱められることを静観していたことは厳しく非難された。ビーシュマが死んだ時、彼は一族の中で最年長であった。生き残った唯一の血族はアルジュナの孫パリークシットであった。
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