後の押井守作品への流用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 17:54 UTC 版)
「押井版ルパン三世」の記事における「後の押井守作品への流用」の解説
2012年に公開されたアニメ映画『009 RE:CYBORG』は、当初は押井守が監督に予定されており、そのときのアイデアは天使の化石がおさめられた巨大な塔が東京に建造され、そこに主人公の島村ジョーが登っていくというもので、本作の構想の一部が流用されたものだった。 構想の流用については、他にも以下のような例が挙げられる。 ルパン三世シリーズのメインキャラクター5人は登場するものの、峰不二子は他の4人には最後まで会わない。盗まれた化石を元にルパンを追跡する→『機動警察パトレイバー the Movie』で虚構性を明らかにした刑事2人の役目として使われる。 主人公が不確定→『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』。 虚構の中で東京を壊滅させる→『機動警察パトレイバー 2 the Movie』。 クライマックス、ルパンがバベルの塔を昇っていく→『機動警察パトレイバー the Movie』の箱舟描写に生かされる。 事件の黒幕が冒頭で物語から退場する→『機動警察パトレイバー the Movie』の帆場。 脚本を手掛けた『ルパン三世 PART6』第10話「ダーウィンの鳥」では天使ならぬ“堕天使(ルシファー)の化石”が登場する。
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