役場時代(1988-2015)
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「草津町立温泉図書館」の記事における「役場時代(1988-2015)」の解説
草津町立図書館の開館前には公民館図書室が図書館の役割を担っていたが、極めて小規模であった。1988年(昭和63年)11月3日に、草津町立図書館として、草津町役場1階に開館した。隣接する町村は図書館未設置自治体であったため、草津町立図書館は先駆的な存在であった。開館当時からハンセン病に関する資料の収集を行っていた。開館時点での蔵書数は10,134冊で、うち約9,000冊は草津町名誉町民第1号の安部精二から受けた1000万円の寄付金で購入された。開館式には安部が招待され、テープカットを行った。 2015年(平成27年)の図書館は、専任1人・臨時職員1人という運営体制で、図書購入費は年間160万円と厳しいものであった。この頃には書庫や開架室の手狭さが顕著になっていた。草津町では移転検討をしたことがあったものの予算の都合で一度頓挫しており、図書館に隣接する研修室を図書館へ充てられないかという意見も出たが雲散霧消してしまった。2015年(平成27年)10月中旬に、草津温泉バスターミナルへ移転するためにいったん閉館した。閉館に当たっては、一部の利用者から「今のままでいい」など移転を惜しむ声が上がったという。
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