役の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:43 UTC 版)
日本ルールの役は30種類ほどだが、中国ルールの役は81種類ある。日本では符計算に使うような待ちの形や門前ロンといったものも役であるし、日本では馴染みのないような役も多数ある。 日本ルールの満貫のような点数打ち切りはない。可能性のある役はすべて数えて計算する。日本ルールにおける役満貫相当の88点役、64点役についても同様である。 食い下がりはない。門前であること自体が条件である役を除いては、門前でもそうでなくとも点は変わらない。全求人・無番和など副露が必要な役も存在する。 日本麻雀のような、「形自体は副露してもできるが、門前が条件である役」はなく、門前役はすべて「そもそも副露できない役」である。 リーチはない。よってそれに付随する役(一発やダブルリーチ)も存在しない。 天和、地和はない。 九蓮宝燈は純正九連宝燈のテンパイ形であることが必要。 混全帯么九と純全帯么九は区別していない(純全帯么九は、大抵は全帯幺・無字・幺九刻または全帯幺・平和の6点となる)。 二盃口に相当する役はない(大抵は七対の24点となる)。 平和は順子4組で雀頭が数牌であればなんでもよく、待ちもリャンメン待ちでなくてもよい。副露していてもよい。字牌自体を使用できないため、混一色とは複合しない(日本ルールは客風牌が雀頭であれば複合する)。 海底撈月と嶺上開花に相当する役は複合する。
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