彗星捜索
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:20 UTC 版)
「スカルナテ・プレソ天文台」の記事における「彗星捜索」の解説
第2次世界大戦後、スカルナテ・プレソ天文台は、計画的に新彗星捜索の観測を実施していた。膨大な時間と労力を浪費する惧れがある彗星捜索に、多くの課題を抱える研究専門の一天文台が、これ程力を入れる例は珍しかった。しかし、その成果は非常に大きなものだった。彗星捜索には主に、Sometの双眼望遠鏡(25x100)が使用された。 1946年から1959年にかけて、スカルナテ・プレソ天文台の天文学者達は、実に18個の彗星を発見/再発見した。同じ期間に全世界で発見された彗星が70個、スカルナテ・プレソ以外では、パロマー天文台が13個、他の天文台は5個以下であった。 スカルナテ・プレソ天文台によって発見された主な彗星には、短周期彗星の本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星、タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(再発見)、パーライン・ムルコス彗星(再発見)、肉眼彗星となったムルコス彗星(C/1957 P1(英語版))、太陽へ向かって伸びているようにみえる尾が関心を集めたヴォザーロヴァー彗星(C/1954 O1(イタリア語版))などがある。
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