弟子・子孫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/21 08:57 UTC 版)
弟子に町野笠澤など。なお息子とされる大久保一岳(一世)も父に学び、少数だが「真人図」(神戸市立博物館蔵)や「蘭図」など洋風の遺作が残る。また一岳(一世)の弟とも子とも言われる大久保一岳(二世)も、『諸侯登営之図写生』(安政6年(1859年)全6巻、国立国会図書館蔵)のような作品があり、文久元年(1861年)版『江戸現在 公益諸家人名録』に名前が掲載されている。後に柴田是真に学んで人物画を良くし、第一回鑑画会協会や明治17年(1884年)の第二回内国絵画共進会にも出品、明治21年には『諸鳥写生図譜』を出版している。ただ、一岳(二世)という絵師は実際にはおらず、一丘の息子・一岳は、弘化2年(1845年)に生まれ明治24年(1891年)に亡くなっており、明治6年(1873年)の『説教大意』など神道関連の本を出版している、という指摘もある。更に、一丘の娘・一景こと石本藤衛女も『公益諸家人名録』に記載があり、書家あるいは絵師であったことがわかるが、現在その作品は知られていない。
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