建造物・像・都市計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 03:22 UTC 版)
「プロパガンダ」の記事における「建造物・像・都市計画」の解説
巨大建造物の建設は古代から為政者にとり、自己の権力を誇示し、己の世界観を視覚的に宣伝する手段として広く用いられてきた。現代でもそれは変わらず、為政者の権力を誇示し、イデオロギーを視覚的に宣伝する手段として、特に権威主義的中央集権国家でこれらの構造物が多く見られる。たとえば新古典主義建築はナポレオン・ボナパルト治世下のフランスやナチス党政権下のドイツ、ファシスト党政権時代のイタリアで多数建てられている。 また、国家や民族の創始者とされる人物や英雄、信仰対象である神や仏の像も集団の在り方を具体的に提示し権力者の権威を示すものとして用いられている。 一方で貧困などの不都合な事実を隠すために、立派な外観の建物やモデル村落などを作り、外国人や報道陣などに公開する場合もある。こうした見せかけだけの建物は「ポチョムキン村」と呼ばれる。
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