建造物の詳細
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モナス塔のデザインにはインドネシア独立記念日(1945年8月17日)にまつわる数字が込められている。塔の台座となる基部は縦・横45m、基底部の地面からの高さは17mである。 モナスの地下になる基底部内部の国家歴史博物館 (Museum Sejarah Nasional) の広さは縦・横80m、天井の高さは8mである。歴史博物館の中には48個のジオラマパネルがあり、古代から現代までのインドネシア史の主な出来事が描かれている。 台座には独立の広間 (Ruang Kemerdekaan) があり、スカルノ大統領が読み上げたインドネシア独立宣言文が納められている。独立の広間は古代ローマスタイルで、インドネシアの国旗、国章、地図等が展示されている。台座の入り口に展望台行きエレベーターがある。エレベーターの周りには非常階段が設置されている。塔の内部はこれらの昇降用設備以外は何も無い。展望台は炎のレリーフの下にある。展望台の高さは地上115m、広さ11m×11mであり、モナス広場周辺の景色が眺望できる。以前はスモッグが無く晴れ渡った日には、南は西ジャワ州ボゴール県にあるサラク山、北はジャカルタ湾、西はスカルノハッタ国際空港まで眺望できたが、現在は市中の建物の高層化に伴い、それらは見ることが出来ない。
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