建築基準法・消防法改正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:20 UTC 版)
「大洋デパート火災」の記事における「建築基準法・消防法改正」の解説
前年の1972年に発生した千日デパート火災とこの大洋デパート火災を精査した結果、建物がそれぞれ「既存不適格」であったことが判明したため、建築基準法及び消防法の大幅な改正が実施されることとなった。 それまでの百貨店やスーパーマーケットでは窓を設け外部からの救出や脱出の便を図ることが義務化されていたが、(この大洋デパートも含めて)実際には店内のディスプレイで窓の多くが塞がれているなどして救出や消火を困難にしたばかりか、火災時の電気系統の中断から停電を起こした際に現場に外光が殆ど入らなくなり犠牲者を増やす一因となった。一連の法改正では百貨店など商業ビル建築での窓設置の義務化を省く一方で、停電時の非常照明の整備や避難路の確保などが義務化されることとなった。
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