建築・展示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 20:50 UTC 版)
かつては花園や馬場が付属した広大な土地を有していたが、現在は敷地すべて含めても450坪ほどに収まっている。外見のデザインはイギリス風のハーフティンバー様式。新古典主義またはチューダー様式と分類される。台湾においては、チューダー様式の洋館はほかに存在しない。1階部分がレンガ造で2階部分は木造、屋根は銅板葺きという構成。外観の植物をモチーフとした装飾は特徴のひとつとされる。入り口に立つ4本の柱はギリシャのイオニア式を採用している。内部は地上2階の各階3部屋とそれらをつなぐ廊下、階段室からなり、さらに屋根裏部屋をもつ。また、1階には柱列をガラス張りにした土産物屋も付属している。内装は1階が中国風で、2階は往時は畳敷きであったというが、この畳は維持されていない。1階ロビーおよび2階にも暖炉が設置されている。 台北の伝統文化を対象とする展示が各部屋で行われ、企画展と常設の台北故事館自体の歴史が展示される。 付属施設として、カフェレストランの「故事茶坊」と土産物屋の「生活小芸坊」がある。
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