広島市の財政状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 02:23 UTC 版)
「ヒロシマ・オリンピック構想」の記事における「広島市の財政状況」の解説
1980年代、広島アジア大会(1994年アジア競技大会)開催が構想された。この際、広島では都市インフラストラクチャー基盤の整備も期待されており、折りしも1980年代後半からのバブル景気と重なって大規模な施設が新規で建てられることになった。 その後大会開催を前後してバブル崩壊し不況となり、全国的に見ても「東の千葉・西の広島」といわれるほど不況によるダメージを受けることになる。更にこれら施設維持が地元自治体の財政を圧迫した。メイン会場の広島広域公園陸上競技場は当初2002 FIFAワールドカップ会場として立候補するも改修費用がネックとなり断念した。ほかのスポーツ施設運用も都市部に偏り、不況から大きな大会を開くことが出来ず結果これら施設は「宝の持ち腐れ」状態が続いた。 2003年には市の財政悪化から「財政非常事態宣言」を秋葉忠利市長が発令する 状況にまでなり、その後は財政再建に向け努力している状況だった。また、長年にわたり広島アジア大会の借入金を返済しており、2011年現在も続いている状況であった。
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