広告の問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:05 UTC 版)
屋外広告条例やラッピングの内容で問題となることもある。 日本では、主に京都市内で街の景観を維持するため屋外広告が規制され、京都市交通局を初めとする京都の中心街(繁華街)を走行する路線バス各社は、京都の印象や景観にそぐわないラッピング車両の多くが短期間で契約解除となった例がある。京阪京津線においても、ラストランのためラッピング車両が走行したときは、滋賀県大津市から京都市山科区に入ってすぐに所在する四宮駅で即座に浜大津駅へ折り返すように要請されていた。 また江ノ島電鉄はかつて企業の広告電車を多数運行していたが、電車が走行する鎌倉市の条例変更に伴い、全面広告をまとった電車の運行が中止されている。なお、営利を目的としない広告については従来同様全面ラッピングを行った車両が運行されている。 小田急電鉄3000形の藤子・F・不二雄作品のラッピング編成「F-train」では、沿線の藤子・F・不二雄ミュージアムの開館を記念したデザインのため「博物館の広告」とみなされ、東京都の屋外広告条例の基準を逸脱していると判断され、東京都からの指摘により予定より大幅に早くラッピングを解除する事例もあった。その後、デザインを変えて復活している。
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