幼少から学生時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 10:24 UTC 版)
「アルブレヒト・ペンク」の記事における「幼少から学生時代」の解説
ライプツィヒの東郊外にあるロイドニッツ(Reudnitz)に生まれ、両親に伴われブレーメンへ移った。父が地理に関心を持つ商人であったことと、ブレーメンで遠洋を行く汽船を見たことによりペンクは外国のことを学びたいと思うようになった。1875年に16歳にしてライプツィヒ大学に入学、ヘルマン・コルベやフェルディナント・ツィルケルらから自然科学の基礎を学んだ。在学中にはザクセンに派遣され、地質調査を行い、その報告書はペンクが初めて発表した出版物となった。この報告書の執筆背景には北ドイツの漂礫土が漂流する氷山によるとする「漂流説」と氷河によるとする「氷河作用説」の対立があった。1880年にはミュンヘン大学へ移り、1882年に発表した教授論文「ドイツアルペンの氷河作用、その原因、その周期的反復及び地形形成への影響」(原題:Die Vergletscherung der deutschen Alpen, ihre Ursache, periodische Wiederkehr und ihr Einfluss auf die Bodengestaltung)はミュンヘン大学賞を受賞した。この研究は氷期研究の新時代を開拓するものであった。1883年から1885年にかけてペンクはスコットランド、ピレネー山脈、ドイツ国内を旅して多数の論文を発表し、自身の研究の方向性として、氷期と地形学の研究を見出した。
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