平成7年11月道路審議会中間答申
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 03:45 UTC 版)
「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路」の記事における「平成7年11月道路審議会中間答申」の解説
「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路」という概念が示されたのは、1995年(平成7年)11月30日に建設大臣の諮問に答えて道路審議会がまとめた中間答申による。これは今後の有料道路のあり方について答えたもので、その中でも高速自動車国道について答申された。それ以外の有料道路については後日答申している。 高速自動車国道における有料道路事業のあり方について、主として6項目の提言がなされたが、その内の一つが、全国料金プール制の負担軽減と高速道路ネットワークの早期整備を図るために、一般国道自動車専用道路による高速自動車国道の代替を認めるという内容であった。これは今後の高速自動車国道の建設予定地に一般国道の計画があって、なおかつ高速自動車国道の整備が急がれている場合、二つの道路(高速自動車国道と一般国道)を各々建設するのではなく、一般国道を高速走行可能な自動車専用道路として建設して高速自動車国道の機能を代替させるとした内容である。具体的には、一般国道は公的助成により建設される道路であり、これを高速自動車国道として代替させることで、一般国道建設区間への内部補助を軽減させる意味合いがある。特に交通需要が少ない地域に高速自動車国道を建設した場合、全国料金プール制を採用する高速自動車国道事業にとって少なからず悪影響を及ぼすことから、この区間における一般国道の代替は有効であるとされた。そして代替された一般国道については、将来は段階的に高速自動車国道に編入することも検討に値すると報告している。
※この「平成7年11月道路審議会中間答申」の解説は、「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路」の解説の一部です。
「平成7年11月道路審議会中間答申」を含む「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路」の記事については、「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路」の概要を参照ください。
- 平成7年11月道路審議会中間答申のページへのリンク